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2012年4月29日
Google+とGmailの名前表示に関する検証
今日、仕事でGoogleのアカウント関連でいろいろ調査をしていると、
ちょっと気になることがありました。
Web版Gmailの左ペインに、自分の本名が表示されている、と。
前からそうなっていたはずなのに、なぜか今日すごく気になり、調査してみました。
すると、以下のいくつかのことが判明しました。
・Gmail画面の左ペイン「チャット」欄には、Google+でハングアウトによるチャットを行った人が一覧表示される
・同欄の自分のアカウントの名前は、Googleアカウントのプロフィール名でなく、
Gmailの設定→アカウントとインポートタブ→名前にて設定してある名前が表示される
・Gmailの連絡先として、Googleアカウントに紐づいたメールアドレスを入力すると、
そのGoogleアカウントの名前が表示される
・Googleアカウントの名前は一般公開される(設定変更不可能)←※重要
・Gmailで送信元として表示される名前(Gmailの設定→アカウントとインポートタブ→名前にて設定してある名前)は、
Gmailで相手にメール送信しない限り、本人以外にわかる手段はない
まとめると以下のことが言えます。
1.Googleアカウントのプロフィールの名前は、一般公開の情報であり、誰でも知りうる情報である
2.Gmail画面の左ペインに表示されている名前が必ずしも相手から見られる名前であるわけではない
3.Googleアカウントに紐づいたメールアドレスが分かれば、Googleアカウントの名前は相手に気付かれず知ることが可能
なので、Googleアカウントのプロフィールに本名を設定している人は、本名を検索されることで、
そのGoogleアカウントの情報も検索にひっかかる、ということです。
Google+で活動した内容は、一般公開にしていればもちろん検索でき、
限定公開した記事こそ検索に引っかからないものの、誰をサークルに入れているか、
誰からサークルに入れられているか、等の情報は、設定変更不可で強制的に一般公開される情報となります。
そして、GoogleアカウントをGmail以外のメールアドレスで取得している人も、
そのメールアドレスさえ知っていれば、Googleアカウントの名前を知ることが可能ということで、
そこから芋づる式に情報を検索することが可能だ、ということですね。
Googleアカウントに本名を設定している人で、そのGoogleアカウントを、
本名を知られてほしくない人に伝えているメールアドレスで作成している人は、
いろいろと注意した方がよさそうです。
逆もまた然りで、知人に知られたくないHNなどをGoogleアカウントに用いていて、
登録メールアドレスをその知人に伝えているのも、要注意です。
以上、まとまりがないまとめでした。
投稿者 shiki : 2012年4月29日 14:52